2021年11月、グーグルはオーストラリアで10億豪ドル（約810億円）の投資を行う計画を発表した。「グーグル・リサーチ・オーストラリア・ラボ」という名称で、AIや量子コンピュータの研究開発を実施する計画だ。今までオーストラリアには、これらの分野に強い研究施設が無く、優秀な研究者は、シリコンバレーやロンドに流出していた。グーグルの投資は、オーストラリア政府と米国政府が支援する「デジタル・フューチャー・イニシアチブ」に関連したもので、2国の政府が期待を寄せている。オーストラリア政府は、グーグルの投資をキッカケに注目が集まり、デジタル・フューチャー・イニシアチブ全体で、約5453億円の経済効果があると試算している。間接雇用まで含めると2万8057人が仕事を得られると発表している。
▷デジタル・フューチャー・イニシアチブについて（YouTube)
経済効果NET 2021/12/20
