「ポール・ポグバ」パリ・サンジェルマンに移籍した場合の経済効果予想

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「ポール・ポグバ」パリ・サンジェルマンに移籍した場合の経済効果予想

マンチェスター・ユナイテッドとの契約が、今期末で満了を迎えるポール・ポグバ。移籍金無しで他のクラブへ移籍可能なタイミングだ。

現在フランス代表で、2022年はワールドカップイヤーであるため、パリ・サンジェルマンがポール・ポグバへ巨額の年俸を提示して獲得を考えていると、一部で報道されている。
この報道に、信憑性を加えているのが、パリ・サンジェルマンのオーナー、カタール・スポーツ・インベストメントから来たCEOナーセル・アルがフランス国内外においてトップの地位に押し上げるという長期計画を提示していることだ。2021-22シーズンは、メッシ、ネイマール、エムバペなど、世界を代表するスターが在籍している。
チーム成績はワールドクラスのプレイヤーを揃えることで成長してきたが、フランス国籍の選手が少ないため、一般のパリ市民からの支持は伸び悩んでいるそうだ。

経済効果NETでは、「ポール・ポグバ」パリ・サンジェルマンに移籍した場合の経済効果予想を算出した。
ホームスタジアム「パルク・デ・プランス」の収容人数は 47,929人だが、コロナ前の2019年に完売になったのは数試合だった。ポール・ポグバの加入でホーム19試合に於いて1000人観客が増加し、多くの試合で完売になったと想定した。
パルク・デ・プランスでのチケットは120€から390€、これにグッズ購入、会場内飲食、パリ市外から観戦に来た観客の観光消費などを加えると、日本円で12億8500万円になった。波及効果に関しては、パリの産業関連統計の構造が日本と異なるため、実施しなかった。
TV放送権利用金や、世界各地でポール・ポグバの名前が入ったパリ・サンジェルマンのユニゴームが販売される金額まで計算出来れば、数倍になるだろう。
12億8500万円は1年間にスタジアムとパリ周辺で消費される直接金額に限定したものだ。

パリ・サンジェルマン観客数推移(WEBサイト)

経済効果NET 2022/04/04
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