5月1日にアメリカユタ州南部で、国際ヘルスケア・アイアンマン70.3北米大会(トライアスロン)が開催された。ワクチン接種が進み、新型コロナウイルスの感染危険性が下がったことを受けての開催だ。2800人以上の参加者を集めて実施された大会は、2年ぶりに大自然の中で行われ、参加者を魅了した。ユタ州外からの訪問者は9104人になり、のべ宿泊数は8511泊、ユタ州から参加のアスリートは644人と少なかった。参加者の97.5%は、コースが魅力的で、開催地のホスピタリティも良かったと、アンケートに回答している。
5月1日の大会で生じた直接の経済消費は890万ドル。日本円でおよそ9億7400万円だった。
9月には同じコースを使い、110カ国から2万1000人の州外訪問者を迎える大会を開催する予定で、その経済効果を3400万ドル近くになると、ユタ州は計算している。
東京五輪開催の行方が見えない中、ワクチン接種が進んだユタ州では、大規模な市民スポーツイベントが開催出来るようにまでなった。
2021/5/12