オーストラリア ワクチン遅れ 5兆円の経済損失?

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政府は当初、8月までに65%の人々にワクチン接種を行うというロードマップを設定していましたが、アストラゼネカワクチンへの懸念が生じ、予定取りにワクチン摂取が進む可能性は極めて低くなった。
ファイザーのワクチンに変更したため、オーストラリアでは年末までワクチン摂取が長引く可能性が高くなった。そのため経済活動や制約される期間が長くなり、約40億ドル(4300億円2021/4/14レート)の経済損失が発生すると考えられています。

さらに深刻な問題は、オーストラリアが「国際観光収入ランキング」で第7位に入る、インバウンド先進国ということだ。オーストラリアでのワクチン摂取が遅れれば、海外からの観光客を招くことが延期される。オーストラリアを訪れる観光客数は約925万人でありながら、450.3億ドルの国際観光収入を得ている。これは観光客1人から4900ドル(約52万円)の観光収入を得ている計算となる。

その理由のひとつに、米国や欧州からの観桜客が多い事が挙げられる。公用語が英語であるため、コミュニケーションの問題がないこと、オーストラリアが南半球に位置するため、米国や欧州と季節が逆であることが大きい。
2021年にインバウンドを迎えることが不可能になった場合、450.3億ドル(約5兆円2021/4/14レート)の損失が、より大きなダメージになりそうだ。
2021/4/14経済効果LOGO-S

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