全国花火競技大会(大曲の花火) 経済効果129億2000万円

レジャー・観光

2023年8月26日土曜日、秋田県大仙市の雄物川河川敷運動公園において、全国花火競技大会(大曲の花火)が開催され、4年ぶりに制限を設けずに行われ、およそ1万8000発の花火が夜空を彩った。大会には12都県から28業者が参加、茨城県の野村花火工業が最優秀賞の内閣総理大臣賞に選出された。県の内外からの有料席購入者は約9万人。これを含めた総観客数は60万人と発表された。

経済効果NETでは、日本三大花火大会である大曲の花火大会による経済波及効果の計算を試みた。大曲商工会議所内に、花火進行事業部があり、問い合わせたが公開されている資料は少なく、12月頃に実施される報告会で決算も報告されるが、ここに出席出来るメディアは限られており、経済効果NETの様な新興メディアは入場が許可されない。
そこで、秋田県観光調査のコロナ前(令和元年)版を使って推定した。具体的には、総観客数の60万人を、県内観光客、県外日帰観光客、県外宿泊観光客、外国人観光客に分類。前出の観光統計により令和元年に秋田県を訪れた観光客と、同じ比率とした。観光客の消費額も、前出の秋田県観光統計の数値をそのまま使用。
花火大会の事業費は、長岡花火大会と、観客数、花火数などから類推した。

その結果、直接消費は1日で61億9600万円となり、二次・三次波及効果を含めると、全国で129億2000万円、秋田県内で57億4700万円となった。秋田県における税収効果は2200万円だった。

秋田県観光統計(令和元年)
大曲の花火


2023/9/2

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