2024年シーズン鹿児島ユナイテッドFCの、経済効果69億5300万円だった。レギュラーシーズンで12万5000人の観客を集めた。鹿児島の熱心なサポーター以外にも、日本全国から多くの観客を集めたこと。そしてJ2リーグでのゲームにより対戦相手に変化があり、鹿児島の白波スタジアムに応援に対戦相手サポーターが駆けつけたのが大きかった。
クラブ事業費3億6800円に対して、全国に69億円の経済波及効果を出した。事業費の18倍という数値は飛び抜けている。J1チームで7〜10倍、マラソン大会でも15倍を超えることは殆どない。
鹿児島ユナイテッドFCに100万円のスポンサーをすると、日本全国に1800万円の経済活動が発生するということだ。
鹿児島ユナイテッドFCの場合、鹿児島県内に限定すると、32.3億円となる。波及効果の一部が鹿児島県外に流出しているだめだ。しかし鹿児島県の産業自給率は高いと考えられ、他都道府県より流出率は低い。なぜなら鹿児島県の食料自給率は全国平均と比べて非常に高く、ロリーベースで80%。生産額ベースでは249%となっている。主に農業産出額が高いが、スポーツ観戦と、それに伴う観光に飲食はつきものだからだ。
この計算は、鹿児島ユナイテッドFCから詳細なデータ提供を受けたため、推定値は極めて少なく、全ての項目で数値の出典がハッキリしている。