ベルリン・マラソン 経済効果 約750億円

スポーツ

Brand FinanceがまとめたMarathons 50によると、世界3位の経済効果を出しているのはベルリン・マラソンだ。2024年9月29日に開催された大会では、大会主催者の試算によると€469 Million 約750億円あったと報じられている。

第50回を迎えた2024年のベルリン・マラソンには、54,280人が完走し、当時「世界最大の完走者数」を記録した。男女比は男性約66%、女性約34%の構成で、女性の割合が増加傾向にある点も注目されている。ベルリンの主要観光名所であるブランデンブルク門を起点・終点とし、ティアガルテン、クレツベルク、ノイケルン、フリードリヒスハインなど、市内中心部をめぐる歴史的かつ象徴的なルートと、アスファルトが平坦で速さが魅力とされるコースが、多くの人が集まる要因とされている。

男子の優勝はエチオピアのMilkesa Mengesha、タイムは2時間03分17秒。女子は同じくエチオピアのTigist Ketemaが優勝し、2時間16分42秒を記録した。

経済効果の内訳は、直接効果€142.7M、間接効果€326.7Mであり、これはベルリン市にとって極めて大きな経済的原動力となっている。また、Bild紙による報道では、市外からの支出が€143Mに達し、特にホテル(€27M)、飲食(€5.1M)、小売(€4.4M)と観光関連業種への影響が大きい。

主催者経済効果試算
ベルリン・マラソンの影響


経済効果.NET 2025/09/06

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