神戸市灘区 王子公園へ大学誘致した場合の経済効果 年間約495億円

施設・建造物

では、独自に関西学院大の王子公園移転による経済波及効果を試算した。神戸市灘区の王子公園に再整備を計画がある。関西学院大は、この再整備計画により、3.5ヘクタールの土地を購入し、29~31年に新たなキャンパスを開設し、学生約4千人、教職員約200人を受け入れる計画を立てている。新キャンパスのコンセプトは「自分で、みんなで。未来を起動するオープンイノベーションパーク」。理系学部を主体とする神戸三田キャンパスと、文系学部を主体とする西宮市のキャンパスからそれぞれ一部を移転し、文理融合を目指す。また、キャンパスの建物以外は基本的に一般開放し、図書館や食堂・カフェ、ホールやアリーナなどは地域住民や動物園利用者らも利用可能になるという計画だ。

経済効果NETでは、独自に関西学院大の王子公園移転による経済波及効果を試算した。試算の過程では計算者の推定値を排除し、下記データを使用した結果、1年間の経済波及効果は494億9400万円となった。

学生4000人と教職員200人で試算しているため、事業開始後4年目以降の経済波及効果だ。全国大学生活協同組合連合会第58回学生生活実態調査より、実家からの通学者61%として試算。
また大学建築物の費用を加算していない。内容により大幅に変動が予想されるため、加算していない。
経済効果NET

学生収入/全国大学生活協同組合連合会第58回学生生活実態調査 概要報告より
学生消費/全国大学生活協同組合連合会第58回学生生活実態調査 概要報告より
教職員収入/人事院民間給与の実態(令和4年職種別民間給与実態調査の結果)
教職員支出/総務省統計局家計調査(2022年家計収支編)
※教職員の消費は兵庫県内で50%程度と推定
大学収入/関西学院大学 WEBサイトより
大学支出/関西学院大学 2022年度事業報告書より
経済波及効果/兵庫県 産業連関分析ワークシート(39部門経済波及効果分析)「平成27年兵庫県産業連関表」「家計調査年報平成30年近畿値」

関西学院大学 2022年度事


経済効果NET 2023/10/15

関連記事

特集記事

TOP