松本山雅FC 2022シーズン経済効果 63億6900万円

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経済効果NETでは、Jリーグが開示している公式の観客動員数と、2022年クラブ経営データをもとに、松本山雅FCの2022年終了時の経済波及効果を算出した。

観客消費の交通費は、各試合対戦相手の本拠地から全観客の7%(過去の計算データから類推)と仮定した。その結果、県内日帰り観客92,386人、県外宿泊観客6,954人と推定。これを試合ごとに、対戦相手本拠地から藤枝総合運動公園 サッカー場までの公共交通機関による運賃を積算した。

観光消費額は、令和3年長野県観光入込客統計結果から、交通費を除外した消費額を県内日帰り観客1人6,195円、県外宿泊観客1人30,400円と算出。チケット消費は、2022年の「J3クラブ決算一覧」を算入した。対戦相手チームの消費額は、本拠地から選手・コーチおよびフロントスタッフ合計で30人の交通費と、遠方の場合には宿泊費を加えて計算した。事業収入とチーム運営費は、「J3クラブ決算一覧」2022年の数値をそのままとした。

その結果直接消費額は、およそ30億円となり、これに一次波及効果と二次波及効果を加えると全国におよそ63億6900万円の経済波及効果を生んだ計算となった。

県外からの観客数が過去DATAからの類推であるため、実測値による計算と異なるだろう。より正確にするためには松本山雅FCからデータ提供を受ける必要がある。経済効果NETとしては、クラブから協力を得て、推定値ではなく実測値として修正版を公表する計画だ。
令和3年長野県観光入込客統計結果

松本山雅FC

2023/06/27経済効果NET

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