「ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI」の経済効果が16公演を対象に、経済効果.NETの、今まで計算した数多くの音楽フェス、音楽LIVEなどのDATAと計算結果。報道されている情報から経済波及効果を算出した結果、全国に1219億円となった。
この波及効果はチケット売上だけではなく、交通・宿泊・飲食・物販・観光消費など幅広い分野に及ぶ。このツアーは札幌、東京、名古屋、福岡、大阪の5大ドームで開催され、総動員数は約75万人規模となった。これに加え、全国各地から多くのファンが遠征し、開催都市周辺の経済活動を大きく押し上げたと考えられる。
まず直接効果として、チケット売上が挙げられる。1枚12,000円のチケットに加え各種手数料が発生し、会場動員だけでも100億円近い市場規模となる。また、公式グッズの購入額は来場者1人当たり数千円から数万円に及ぶケースも多く、ツアー限定商品や記念商品への需要が大きな売上を生み出した。
さらに大きいのが遠征に伴う消費である。特に札幌や福岡では来場者の相当数が道外・県外から訪れたとみられ、航空券、新幹線、ホテル、飲食店、土産物店など幅広い業種が恩恵を受けた。コンサートを目的に訪れたファンが観光地を巡る「ライブツーリズム」の効果も見逃せない。ライブ前後に観光や買い物を楽しむことで、開催地域全体への消費拡大につながった。
また、会場運営や警備、設営、清掃、輸送などの関連産業にも需要が発生する。これらの支出は地域企業の売上増加や雇用創出につながり、さらに従業員の所得増加を通じて二次的な消費を生み出す。経済学ではこうした連鎖的な効果を「経済波及効果」と呼ぶ。
嵐は日本を代表する国民的グループであり、活動終了前の最後のツアーという希少性が全国規模の需要を生み出した。その結果、16公演で1,220億円という経済効果は、単なる音楽イベントの枠を超えた巨大な経済プロジェクトとして位置付けられる。これは地方創生や観光振興の観点からも注目される規模であり、大規模エンターテインメントが地域経済に与える影響の大きさを示す代表的な事例といえる。

チケット消費:16公演会場の収容人数、@12900円で試算 グッズ消費:16公演会場の収容人数、平均的グッズ購入費(経済効果.NET計算実績よりフェルミ推定) 旅行前消費額:観光庁/旅行・観光消費動向調査、旅行単価・購入率・購入者単価-国内旅行調査より 参加費/旅行・観光消費動向調査、旅行単価・購入率・購入者単価-国内旅行調査より 交通費/旅行・観光消費動向調査、旅行単価・購入率・購入者単価-国内旅行調査より 宿泊費:国家公務員出張旅費規程、旅行・観光消費動向調査、旅行単価・購入率・購入者単価-国内旅行調査より 飲食費/旅行・観光消費動向調査、旅行単価・購入率・購入者単価-国内旅行調査より 買物代/旅行・観光消費動向調査、旅行単価・購入率・購入者単価-国内旅行調査より 娯楽等/旅行・観光消費動向調査、旅行単価・購入率・購入者単価-国内旅行調査より STAFF消費:16公演会場の収容人数より経済効果.NET計算実績よりフェルミ推定 事業費:16公演会場のチケット売上・グッズ売上より経済効果.NET計算実績よりフェルミ推定 経済波及効果:産業連関表2015年(※2020年版が存在するがコロナ禍DATAのため2015を使用)