シカゴ 公道NASCAR 2024年経済効果 1億2800万ドル

スポーツ

2025年7月5日と6日に、シカゴのグラント・パークのストリートコースでNASCARカップシリーズの「グラント・パーク165 (Grant Park 165)」と、Xfinity シリーズのレースが行われた。
サーキットを使わずに街中の公道を規制して、周回コースを作り行ったもので、昨年は12800万ドルの経済効果があったと、報告されています。

直接効果 7,547万ドル
一次波及効果 2,757万ドル
二次波及効果 2,509万ドル
経済波及効果 128,141万ドル

27188人のシカゴ域外からの観戦客を集め、その消費額は4,342万ドルで、波及効果を合わせると、7,241万ドルと、全体の半分以上になる。アメリカで人気のモータースポーツだけあって、その集客力は大きい。

シカゴ域外の観戦客に注目すると、消費内容は
飲食費 1203万ドル
宿泊費 2093万ドル
ショッピング 525万ドル
観光費 177万ドル
市内交通費 281万ドル
エンタメ消費 165万ドル
その他 435万ドル

このデータからアメリカ人の観光傾向が伺える。いいホテルに宿泊し、美味しいものをたっぷり食べる様だ。
税収効果は960万ドルあり、シカゴ市内の公道規制や警備費用からゴミ処理費用までを考えても、税収は増加したと考えられる。先進国では、モノに対する欲求はほぼ満たされていると考えられており、観光やエンタテインメントへの消費が活発化している。

NASCAR経済効果レポート(2024)


経済効果.NET 2025/07/10

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