シカゴマラソン 経済効果 およそ990億円

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2024年10月13日に開催されたシカゴマラソンは、ブランド・ファイナンス社の世界ベスト50マラソン大会で、経済効果1位となった。
ランナー枠に12万件の申込みがあり、完走者は5万5150人と過去最高を記録している。Bank of Americaの試算によると6億8,300万米ドル およそ990億円と報告されている。

出走者数は5万3000人以上で、世界100カ国とアメリカ50州から参加している。これだけ人気がある理由は、コースの舗装もフラットで速さが魅力のルート。壮観な都市風景と多様な文化を体験できる設計となっており、2024年の大会では、女子のルース・チェプンゲティチ選手が2時間09分56秒の世界新記録(従来の2:11:53を更新)を達成している。この様に、世界的なトップランナーが参加する、ワールドマラソンメジャーズの第5戦として実施されていることも、人気を高めている。

参加料金は、米国内在住者 $245、国外在住者 $255だが、チャリティ枠は、この参加費以外に慈善事業への寄付が求められ、2024年には200以上の団体、1万人以上のランナーが参加し、$30.4 million の資金が集まった。

6億8,300万米ドルの経済効果のうち、1億7700万米ドルは観光消費で、シカゴ圏内で世界100カ国から集まったランナーと同伴者が、宿泊、飲食、ショッピングなどを行ったと報告されている。世界記録を狙うトップランナーは、10人以上のチームで参加し、滞在期間も長い傾向がある。
シカゴマラソン経済効果
シカゴマラソン 結果報告


経済効果.NET 2025/09/04

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