2023年シーズンの清水エスパルスの、経済効果240億6200万円だった。レギュラーシーズンで30万2000人の観客を集めた。対戦相手の熱心なサポーター以外にも、日本全国から多くの観客を集めたこと、そしてリーグJ1昇格争いにより対戦相手チームのサポーターがIAIスタジアム日本平に足を運んだ事が大きかった。
チケットに関してはコロナ中に規制された自由席が再開するなどやや変更があったものの、価格への変更は少なかった。
クラブ事業費39億円に対して、全国に192億円の経済波及効果を出した。事業費の6倍という数値は秀逸だ。清水エスパルスに100万円のスポンサーをすると、日本全国に600万円の経済活動が発生するということだ。
清水エスパルスの場合、静岡県内に限定すると、99.8億円となる。波及効果の多くが静岡県外に流出しているだめだ。静岡県の産業自給率は、全国平均より低く特に一次産業が低いため、スタジアムで消費される飲食関連が県外に波及している様だ。
清水エスパルスより、観客に関する正確なデータが開示されれば、より正確な数字になるのだが。今年はデータをご提供いただくことは出来なかった。経済効果.NETとして努力を続けて行く必要がある。
▷Jリーグクラブ決算
▷静岡県 静岡県月例経済報告