藤枝MYFC2022シーズン経済効果 19億9200万円

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経済効果NETでは、Jリーグが開示している公式の観客動員数と、2021年2019年のクラブ経営データをもとに、藤枝MYFCの2022年終了時の経済波及効果を算出した。

観客消費の交通費は、各試合対戦相手の本拠地から全観客の7%(過去の計算データから類推)と仮定した。その結果、県内日帰り観客27,611人、県外宿泊観客2,078人と推定。これを試合ごとに、対戦相手本拠地から藤枝総合運動公園 サッカー場までの公共交通機関による運賃を積算した。

観光消費額は、令和元年度 静岡県観光交流の動向 静岡県スポーツ・文化観光部観光交流局 観光政策課から、交通費を除外した消費額を県内日帰り観客1人2,214円、県外宿泊観客1人24,081円と算出。チケット消費は、2021年の「J3クラブ決算一覧」から、2021年と2022年の総観客数を勘案して算出。対戦相手チームの消費額は、本拠地から選手・コーチおよびフロントスタッフ合計で30人の交通費と、遠方の場合には宿泊費を加えて計算した。事業収入とチーム運営費は、「J3クラブ決算一覧」2021年の数値をそのままとした。

その結果直接消費額は、およそ10億円となり、これに一次波及効果と二次波及効果を加えると全国におよそ19億9200万円の経済波及効果を生んだ計算となった。

まだ2022年シーズンの決算発表前であり、県外からの観客数が過去DATAからの類推であるため、実測値による計算と異なるだろう。より正確にするためには藤枝MYFCからデータ提供を受ける必要がある。経済効果NETとしては、クラブから協力を得て、推定値ではなく実測値として修正版を公表する計画だ。


令和元年度 静岡県観光交流の動向 静岡県スポーツ・文化観光部観光交流局 観光政策課


経済効果NET 2023/05/11

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