【松山英樹】マスターズ優勝による経済効果 2000億円近く

レポート

松山英樹 選手のマスターズ優勝
2021年4月から1年間に発生する経済効果は1957億9000万円と試算できる。
日本のゴルフ人口は580万人(レジャー白書2020)で、ゴルフ用品とゴルフ場での1人あたりの消費額は6万9900円(矢野経済研究所)だった。これが松山選手の優勝により、ゴルフ人口が10%増加し、消費額が10%増加すると仮定すると、国内でのゴルフ関連消費額の増加は851億6130万円となる。

2007年マンシングウェアオープンKSBカップで、15歳8カ月のアマチュア・石川遼が優勝しゴルフに注目が集まった時には、ゴルフコース利用者が121%に、練習場利用者は125%に増加している。松山英樹選手のマスターズ優勝によって控えめに見積もって10%増加すると推定した。

アジア諸国の中で、100カ所以上のゴルフ場が稼働している国(中国、韓国、タイ、マレーシア、インドネシア)のゴルフ人口の合計は633万人に達する。これが松山選手の優勝によって、ゴルフ人口が5%増え、消費額が5%増加すると仮定すると、アジア諸国でのゴルフ関連消費額の増加は453億6500万円になる。

松山選手優勝による日本とアジア諸国のゴルフ関連消費額の増加は1305億2600万円となり、一次波及効果と二次波及効果を合わせると1957億9000万円だ。
この経済効果試算には、松山選手のスポンサー増加や獲得賞金は含んでいない。市民ゴルファーの消費増加だけを計算しても、これだけの規模になるのだ。

2021/4/19

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