ロンドン・マラソン2025 経済効果 約475億円

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Brand FinanceがまとめたMarathons 50によると、世界4位の経済効果を出しているのはロンドン・マラソンだ。2025年4月27日に、完走者数56640人と、世界記録を更新し、経済効果はGBP 250 million、約475億円と見積もられている。

スタートはグリニッジ公園近くのブラックヒースから行われ、タワーブリッジやカナリー・ワーフ、ロンドン・アイ、ビッグベンなどを経て、バッキンガム宮殿前のザ・モールにゴールする伝統のコースを舞台に、世界中から集まったランナーがロンドンの街を駆け抜けた。男子エリートではケニアのサバスチャン・サウェが2時間02分27秒で制し、女子エリートではエチオピアのティグスト・アセファが2時間15分50秒を記録し、女子のみの部門における世界記録を樹立した。車いすの部では、男子がマルセル・フグ(1時間25分25秒)、女子がカトリーヌ・デブルンナー(1時間34分18秒)と、いずれも強豪が圧巻の走りを見せた。

寄付金も一日で記録的な GBP 67 million が寄付として集めている。ロンドンという歴史と文化の魅力ある都市で開催されることで、国際的な参加者や観客を引き付け、旅行、宿泊、飲食、小売に大きな消費をもたらした。これにより、関連セクター全体に貢献する効果があった。

ロンドン・マラソンに参加するパッケージツアーをMarathon Tours & Travel や Travelling Fitなどの旅行代理店が行っているが、4泊のホテル宿泊プランが多い。最低でも大会前日と、当日の宿泊を行っている様だ。

BBCによる8時間の生中継をはじめ、198か国での放映により、ロンドンの国際的な認知度が向上したと評価されている。オリンピックの様な巨費を投じて開催する必要も無く、世界中から集まるマラソン大会は、経済効果の面では優れている。

ロンドン・マラソン価値
マラソン・ブランド価値


経済効果.NET 2025/09/08

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