りゅうぎん調査レポートによると、プロ野球キャンプに関連する、客数は約37万9,000人となり、前年(11万4,000人)から232.5%増となった。うち県外からの観客数は約4万9,000人と推測された。
消費額は宿泊費21億2900万円、飲食費15億5900万円と突出して多く、県外からの観光客を増加させれば、より大きな経済効果を期待出来るだろう。
沖縄県の観光は、夏に集中する。プロ野球のキャンプは、いわば沖縄県観光のシーズンオフにあたり、観光関係者にとっては大きな機会となっている。キャンプを目的として訪れた観光客は、娯楽・レジャーなどに5億4300万円を消費している。野球以外に沖縄県内を観光していることがうかがえる。その結果、沖縄へリピートする確率が高くなっていると、分析している。
ただ、コロナ後レンタカー台数が減少し、観光客の行動が縮小している危険性も指摘されている。来年までに、県外観光客の獲得に向けてより努力が期待される。