アメリカに本社を置くDeloitteによると、メタバースがアジアに与える経済効果は、2035 年までに年間 8,000 億ドルから 1.4 兆ドルになる可能性があるというレポートを出した。
メタバースは、その枠の中で、仕事をし収入を得ることも、余暇活動などで消費することも出来る。メタバース内の土地や不動産を購入することも可能になり、現実社会と同等の経済活動が可能だ。しかも物理的な限界は、理論上無い。土地や不動産を作る場合にも、制限が無い。
Deloitteがアジアに注目した理由は、人口が集中していることがありそうだ。インドの人口は14億近く、中国は14.1億人をはじめとして、地球上の人口70億人のうち45億人がアジアで暮らしている。彼らが経済発展を順調に遂げ、農村部まで高速ネット回線がつながれば、急速な拡大をすると考えられる。
一方で、アジアに人口が集中していることによる、環境負荷が深刻になるだろう。メタバースでは、食品の生産や、清潔な水を生み出すことは出来ない。メタバースによる経済活動は、アジアにとって両刃の剣となるだろう。
▷Deloitteメタバース イン アジア(PDF36MB)