インドネシアの光創造経済省サンディアガ・ウノ氏の発表によると、インドネシア政府は、2022年11月15~16日にバリ島のヌサドゥアで開催されたG20サミットにより、インドネシアには5万人の来訪者があると推定している。
G20に出席する政府関係者、そしてメディア関係者は、一般的な観光客とは消費額が大きく異なる。特にG20出席関係者は、滞在期間に1人2000ドルから3000ドルを消費すると見積もっている。この観光消費の合計が1億ドル〜1.5億ドル。1ドル140円で換算すると、最大でおよそ210億円になる。インドネシアの産業関連表によって変動するが、波及効果を含めると300億円程度にはなるだろう(経済効果NET推定値)。
またG20に出席する代表団に、バリ島を代表する観光地5箇所へ招待すると、申し出た。1日でも長くインドネシアに滞在してもらい、消費額を増やす直接的な効果と、各国代表団に随行しているメディアが、インドネシアの観光地を訪問する政府関係者を報道する、副次的効果を狙っていると考えられる。
その観光地は、リクパン、マンダリカ、ラブアン バジョ、ボロブドゥール、トバ湖。
インドネシアはコロナによる渡航制限から開放されて間もなく、観光による外貨の獲得が著しく減少したため、G20による観光収入は大きなインパクトがある。
▷G20, Global Tourism Forum, upgraded Labuan Bajo to boost tourism revenue(WEB)