2022年10月6日より10日に開催される
全国和牛能力共進会「和牛フェスinかごしま2022」の経済波及効果を九州経済研究所が推計している。
全国和牛能力共進会とは、全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会。全国の和牛関係者にとっては、この大会で優秀な成績を収めることは、各道府県の和牛のブランド力の向上につながることから、最も重要な大会となっている。
推定来場者数を29.0万人と推計。
来場者の内訳は、観光庁の宿泊旅行統計などから、県内宿泊 3.4 万人、県外宿泊 5.7 万人、県内日帰り 17.0 万人、県外日帰り 3.0 万人と推計した。来場者の消費額は、「2020年 観光入込客統計」より一人当たりの観光消費額を用いて、消費支
出額の合計を32.5億円と推計した。鹿児島県の自給率などを勘案した直接効果を28.2億円。一次派生効果を10.3億円、二次波及効果を5.0億円と計算し、経済波及効果を43.6億円と計算した。
この計算は、関係者および観客の消費額しか計算されていない。運営団体がこのイベントを実施するための費用や、スタッフ宿泊費などが計算されていない。