2021年3月末にイカの駅つくモールに設置された「イカキング」の経済効果を石川県能登町と経済効果算出アドバイザー白尾敏朗氏が共同で算出した。
イカ漁業や能登町自体の認知度を向上を狙い、インパクトある町のシンボルとして設置された「イカキング」を目的にイカの駅つくモールを訪れた人は全体の45%だった。リアルなスルメイカでイン
パクトがあり、他に例のない遊具機能をもたせ、観光誘客や知名度向上を図ることを目的としている。 「新たな観光コンテンツによる観光誘客」と、「日本三大イカ釣り漁港として栄え、基幹産業となっている小木の船凍イカの知名度向上」を図るため、という能登町の狙いは、成功したと考えられる。
イカキング建設自体の経済効果は 927万円
イカキングが貢献した観光需要増の経済効果は、5億9445万円
と計算している。
設置後16ヶ月で「つくモール」の来場者は164556人。この来場者を対象にアンケートを行い439の有効回答を得ている。これは来場者の0.27%に該当する。
このアンケートを基に「イカキング」を目的とした来場者は45%の73652人と推定。「イカキング」目的で来場したと回答した198人への回答により、「つくモール」での消費と、その前後の支出額を質問し、16ヶ月の消費額を8億268万円と推定している。