米国ペンシルベニア州キングオブプラシャに本拠を置く上場企業であるユニバーサルヘルスサービス社は2020年9月にランサムウェア攻撃を受けました。ランサムウェアとは、使用しているコンピュータを強制的にロックしたりの中にあるファイルを暗号化して、元の状態に戻すことと引き換えに身代金を要求してくる不正プログラムの一種です。
この事件を収束させるために、同社は6700万ドル(約71億円）の経済的影響を及ぼしたと報告しています。
ユニバーサルヘルスサービス社は、医療県連事業を行っています。
2020年9月27日から2020年10月までの期間中、施設の標準的な運営が中断されたため、救急車の通行や救急病院への運用に悪影響が出ました。
ユニバーサルヘルスサービス社の例は氷山の一角で、ランサムウェア攻撃は増加傾向にあります。高度にシステム化された社会では、コンピュータシステムの停止は経済活動にも、社会にも大きな影響を与えます。ユニバーサルヘルスサービス社は、6700万ドル(約71億円）の損害のほとんどを保険でカバー出来ると発表しています。
たった1人のハッカーが数十億円の金額を要求することが出来るため、保険に入っている大企業のシステムが狙われています。
2021/3/4