平昌五輪フィギュアスケート男子で2連覇を果たした羽生結弦選手を祝うパレードの実行委員会は、4月22日に出身地の仙台市で開いたパレードの経済効果が18億5千万円だったと発表した。
実行委員会は、(株)NTT ドコモ、(株)ドコモ・インサイトマーケティングが提供する人口統 計情報「モバイル空間統計®」により得られたデータにより、パレード来場者108,000人のうち、県内からの来場者は83,000人(76.9%)、県外からの 来場者は24,600人(22.8%)、国外からの来場者は 400人(0.4%)と推計した。また、県外からの来場者24,600人のうち、約半数の12,500人(51%)が宿泊を伴う来場と想定し計算を行っている。
パレードに集まった人の消費額は、宮城県発表の観光統計概要と、観光庁発表の訪日外国人消費動向調査から得られる観光客一人あたりの平均消費額と、パレード運営費や応援グッズ制作・販売 に関する費用等を宮城県産業連関表経済波及効果分析ツールに入力することにより算出した。
この結果、直接効果が約11.4億円、直接効果から生じる各産業への波及効果が約7.1億円、併せて約18.5億円が、羽生結弦選手を祝うパレードの経済波及効果と推計した。
2018/12/1