いわきFC 経済効果 約126億8700万円

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いわきFCは2023年シーズンJ2リーグで、7万3300人を集客し、J2昇格初年度となった。経済効果.NETでは開示されているデータから独自に経済効果を試算、その結果全国に約126億8700万円と試算した。

監督としてシーズン開始時は 杉浦浩正が率いていたが、シーズン途中に交代。6月15日以降は 田村雄三が指揮を執る形で残りシーズンを進めた。昇格初年度の目標として、最低限「J2残留」が掲げられていた。42試合・12勝11分19敗、勝ち点47、リーグ順位 18位と、J2残留の目標はクリアした。得点者では 谷村海那と 岩渕弘人がともに 7得点でクラブのリーグ最多得点者となった。守備面では失点が多く、被ゴール期待値と実際の被ゴールの差(いわゆる守備のブレ)はデータ上「0.312」ほど負債があるとの分析も出されている。

観客動員数はJ2リーグの中で多い7.3万人を集客し、福島県内での総消費金額は60億4300万円となった。福島県への税収効果も2.5億円と地域経済に大きく貢献した。事業費が20億円で全国への経済波及効果が、126.8億円であるため、6.1倍の効果を出した。くしくも、クラブの勝敗と、経済波及効果に因果関係が無いことの、事例となってしまった。

福島県観光地実態調査(令和6年)
Jリーグクラブ別決算


経済効果.NET 2025/09/26

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