世界水泳選手権 2023福岡大会は7月30日に閉幕した。大会予算は全体で225億円となり、そのおよそ半分を福岡市が負担することになりそうだ。
福岡市は大会期間中の来場者数を40万人から50万人と試算し、経済波及効果は全国で970億円、福岡市内で490億円を見込んでいる。
テレビ視聴者数は全世界で40億人、事前キャンプ地15自治体などを勘案し、福岡市の負担額は大きなものの、開催そのものを問題視するような論調ではない。
国際的な大型スポーツイベントは、規模が大きくなりすぎ、開催地の経済的負担が大きくなって来た。オリンピックは既に、開催地に立候補する都市が激減しており、世界水泳の負担も大きくなった。バスケットボールや、バレーボールなど世界大会はいずれも大型化の傾向にある。