メッシがパリ・サンジェルマンに移籍して5ヶ月が経過し、チームは8つの新しいスポンサーを獲得した。パリ・サンジェルマンの財政はカタールのシェイクの財政的支援を受けているため非常に安定しているが、メッシの到来により、パリの実体の経済モデルは別の次元に達したと言える。
パリ・サンジェルマンのスポンサーシップディレクターであるマークアームストロング氏は、2020シーズンと比較してスポンサー収入が10%以上上昇したとメディアに発言し、既にメッシの年俸分を上回っていると考えられる。パリ・サンジェルマンはテレビ放映権に依存するモデルを脱却し、スポンサーや派生ビジネスに軸足を移している。
メッシの名前が入ったグッズユニフォームは、ネイマールと比較して100万枚多く売れており、パリ・サンジェルマンは1枚につき$35の収入を得るとされ、これだけでおよそ40億円。メッシの年俸€8000万(105億2700万円(1€=¥131.59))の38%になったと考えられる。
デロイト社がまとめた、Football Money Leagueによると2020年のパリ・サンジェルマンによる収益は€540.6m(711億3800万円(1€=¥131.59))だった。コロナの影響で2019年€636mから15%縮小しているが、メッシの加入により、コロナ不況を取り戻すことが出来そうだ。
経済効果NETではこれらの情報を元にメッシのパリ・サンジェルマン加入による収益の増加を、115億円とし経済波及効果を210億円と試算した。
▷Football Money League(デロイト社)