ファジアーノ岡山 新スタジアム構想 理想のスタジアム像を探る学生ワークショップ
建設の是非が議論されているファジアーノ岡山の新たなホームスタジアムについて、未来を担う世代の意見を取り入れるため、岡山大学の学生サークルSCoP(スコップ)が大学生や高校生を対象としたワークショップを開催しました。
済効果の試算と高まる機運
ワークショップには35人が参加し、まず日本政策投資銀行 岡山事務所の長澤健一所長が新スタジアムによる経済波及効果の試算を説明しました。長澤所長は、「仮に2万人入ったら、今は7億円の経済効果を逃している」と述べ、スタジアム建設の経済的な意義を示しました。
ファジアーノ岡山は今シーズン、ホームエリアのチケットが全試合で完売し、新スタジアム建設を求める署名も50万筆を超えるなど、機運が高まっています。
学生による自由な発想
参加した学生たちは、新スタジアムの立地やコンセプトについてグループで議論を深めました。学生ならではの自由で斬新なアイデアが多数飛び出しました。
・立地・機能の提案: 「災害時の拠点となるスタジアムとして吉備中央町に置く」という提案が出されました。
・コンセプトの提案: 「県外の人もターゲットにした万博のようなことをしてみたい」という意見や、3世代が一緒に楽しめるスタジアムを目指すアイデア、「湯郷にちなんでYou now go!」といった企画名も提案されました。
・求められるスタジアム像: 参加者からは、「実現してほしいと思ってもらえる、いろんな人が楽しめるスタジアム」「学生の面白さを出しつつも現実味があるところをミックスさせたい」といった声が上がりました。
ワークショップは11月も継続して行われ、学生たちがまとめた理想のスタジアムのアイデアは、12月に開催されるフォーラムで発表される予定です。