ベガルタ仙台 経済効果 約154億9100万円

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ベガルタ仙台は2023年シーズンJ2リーグで、23万5500人を集客し、22チーム中16位と悔しいシーズンとなった。経済効果.NETでは開示されているデータから独自に経済効果を試算、その結果全国に約154億9100万円と試算した。

シーズン序盤は、秋葉忠宏監督の指揮のもと、堅守速攻のスタイルが機能し、連勝を重ねるなど好調なスタートだった。特に、前線で孤軍奮闘するエースの中山仁斗選手はコンスタントに得点を重ね、チームを牽引。
夏場以降にチームは急激に失速。深刻な守備の連携ミスが露呈し、複数失点する試合が増加。シーズン終盤になっても状況は好転せず、最終的に中位以下の16位でシーズンを終了した。ベガルタ仙台

それでも、観客動員数はJ2リーグの中で多い23.5万人を集客し、仙台という観光地の背景も手伝って、観戦者の消費は活発だった。総消費金額は73.7億円となり、宮城県への税収効果も4.7億円と地域経済に大きく貢献した。事業費が20億円で全国への経済波及効果が、154.9億円であるため、7.6倍近い効果を出した。くしくも、クラブの勝敗と、経済波及効果に因果関係が無いことの、事例となってしまった。

宮城県観光統計概要(令和5年)
Jリーグクラブ別決算
プロ・スポーツチーム経営学


経済効果.NET 2025/09/23

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