湘南ひらつか七夕まつり2025 経済効果 約265億9100万円

レジャー・観光

令和7年(2025年)7月4日(金)~6日(日)まで、JR平塚駅北口周辺の市内中心部で「湘南ひらつか七夕まつり2025」が開催された。コロナ禍前の規模に戻り100店舗を越える露天と、多数の七夕飾りが、3日間で115万人を集客した。経済効果.NETの独自計算によると、経済波及効果は、265億9100万円となった。

会場は「湘南スターモール」「紅谷パールロード」などの七夕飾りエリア、「見附台公園」「ひらしん平塚文化芸術ホール」などのイベントエリア、「東海道本通り」を含む露店エリアに分けられ、来場者の回遊性が高められた。
中心商店街には豪華な大型七夕飾りが約100本設置され、そのうち湘南スターモールには85本、紅谷パールロードには18本掲出され、6年ぶりに路上に約100店舗の露店も復活し、賑わいが戻った。
開会式、千人パレード、七夕飾りコンクールや表彰式、ステージイベント、キッチンカーや縁日ブースなど、親子で楽しめる多彩な企画が展開され、日本を代表する夏祭りが復活した。湘南ひらつか七夕まつり

来場者115万人の消費額に関しては神奈川県の観光統計に頼った。日帰り観光客は83.6%、宿泊観光客は16.4%と、日帰り観光客消費額4888円、宿泊観光客消費額28207円、をそのまま湘南ひらつか七夕まつりに当てはめた。

100店舗の露天は、キッチンカーの出店料3日間10万円と同額と推定した。
開催経費は29.7億円(令和4年)の公表データを参考にした。
29.7億円の開催費用は高額に見えるが、神奈川県内で88.2億円の経済効果を出したことを考えると、行政として効果的な税金の使用法に思える。およそ3倍の経済活動を県内に発生させ、県民のビジネスを後押ししつつ、5.26億円の税収も回収出来ている。

経済効果.NETでは平塚市へ正式な申込みを行い、より精度の高い計算を実施して、行政やスポンサー観光業界が信頼出来る参考データとなるよう、尽力する予定だ。
令和5年度 観光客実態調査 調査報告書


経済効果.NET 2025/08/16

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