2023年10月7日から17日に掛けて開催された「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」開催に伴う鹿児島県への経済波及効果を806億円であったと、株式会社九州経済研究所が試算した。
直接効果/541億円
間接効果/134億円
一次波及効果/134億円
二次波及効果/132億円と試算され、鹿児島県内への経済波及効果は806億円となった。
開催前に同社が試算した経済波及効果より187億円増加している。その要因を九州経済研究所は、「は新型コロナウイルスの感染拡大により、当初予定していた時期より3 年延期しての開催となったものの、延期中に開催された事前のリハーサル大会や関連イベント等が主因となって経済効果を押し上げた。だ、宿泊・交通・飲食など観光関連事業者は、人手不足が続く中、急速に戻ってきた需要に供給が追いつかない点が課題となった。」と分析している。
経済効果を県内に限定した場合、県の内需率が大きく影響する。例を挙げると、観客が消費した「弁当」を1000円とした場合、その食材の何%が県内で生産されたものか。この県の内需率が低いと、経済活動が県外に拡散してしまうことになる。
全国に拡散した経済活動まで拾いあげると、さらに大きな金額になるだろう。