善光寺御開帳奉賛会と長野経済研究所が、善光寺への参拝者を対象に行ったアンケート調査をもとに経済効果を1095億円だったと発表した。
参拝者の数は、前回から71万人少ない636万人だったが、県外客の割合が増加し全体の80%になった。また単身での参拝者が前回の2倍近い20%にまで増加した。
経済効果の内訳は、宿泊費252億円、土産代209億円、飲食代183億円などとなっており、土産物の消費が旺盛だったことがわかる。1人あたりの消費額は宿泊客が2万5579円、日帰り客は7341円だった。
7年前の2015年に行われた善光寺の「御開帳」は、57日間で約707万人が訪れ、経済効果は約1137億円だった。参拝者は減少したものの、消費額が増加した結果経済効果の減少はわずかだった。