2021年6月11日、横浜アリーナで「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! THE LIVE 2021」と題した全国ツアーの最終公演で3人の活動を終えた。メンバーの山下穂尊(38)が今夏に脱退する事が決まっており、3人でのライブはこの公演で最後となった。今後、山下が抜けたパートをサポートミュージシャンの助けを借りて、活動は継続するものの、形が変わることにファンからも本人たちも「節目」となった。
そこで経済効果NETでは、「いきものがかり」の3人で活動してきた期間の、様々な経済活動を洗い直して、経済波及効果を算出した。
2006年のシングルSAKURAから、LIVE活動は2006年11月10日の札幌クラップスホールから2021年までの「いきものがかり」が3人で活動していた期間の、芸能活動に関する経済波及効果を算出した。CDは単純な売上のみを対象とした、音源制作日なども含めるべきだが、正確な数値把握が困難であるため、含めなかった。
LIVE活動に関しては、2006年11月10日の札幌クラップスホールから、2021年06月11日横浜アリーナの入場者と、オンライン配信までを対象とした。200本以上のLIVEを開催し、150万人以上を動員した。LIVEに関しては観客の交通費、グッズ購入、飲食費などを加算し、LIVEにより誘発された金額も含めた。
ラジオ番組への出演は、「いきものがかり」の出演料は不明だが、平均的な番組制作費をもとに計算した。
DVDは売りげ金額、楽譜も売上金額、雑誌取材は、掲載された「いきものがかり」に関するページ数から割り出した。
その結果、いきものがかりの2021年6月までの活動による経済活動の総額は320億円。これに一次波及効果と二次波及効果を加えた経済波及効果は747億1100万円となった。