慈善団体主催のカレッジフットボール 経済効果192億円(年間)

スポーツ

慈善団体主催のカレッジフットボール 経済効果192億円
フィエスタ・ボウルは、年1回、通常1月1日前後に、アメリカ合衆国アリゾナ州グレンデールで開催されるカレッジフットボールのゲームで、チャンピオンシップ・シリーズのひとつだ。フィエスタ・ボウルの主催者は慈善団体であり、収益は地域のチャリティーに活用されている。このフィエスタ・ボウルは今年で50周年を迎える。

コロナ前の2019年は、71,000人以上の訪問者を開催地に集め、7500泊以上のホテル利用があった。
経済波及効果は、州に直接的および間接的な経済的利益を年間約1億7500万ドル(およそ192億円)と算出された。正確なデータの存在する過去13年間の総額は、少なくとも30億ドル(およそ3300億円、年間平均254億円)の経済効果を出すことに成功している。

主催者は「フィエスタボウルは観光客の増加を通じて私たちのコミュニティを高めるために熱心に取り組み、アリゾナに前向きな宣伝と慈善寄付をもたらしました。」と50周年を迎え、より盛大になっていることを評価している。チケット収入は全額地域のチャリティーに使用されている。

2020年から始まった新型コロナ流行期間中に、フィエスタ・ボウルの主催団体は、ゲームが開催されないにも関わらず、550万ドルの資金を集め、100万人以上の人々を支援し、370万食を提供し、50,000PPEフェイスマスクを配布した。

2021-22シーズンは、アメリカ全土がワクチンによる集団免疫を手に入れ、ゲームが再開され、50周年を華々しく祝うことが出来そうだ。大学スポーツとは言え、その収益の殆どを地域の慈善活動に投じる珍しい事例だ。

フィエスタ・ボウル公式サイト(Facebook)

2021/6/20
経済効果LOGO-S

関連記事

特集記事

TOP