訪日外国人 経済波及効果332億円(静岡県)

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訪日外国人 経済波及効果332億円(静岡県)
静岡経済研究所は、観光庁の公表資料をもとに、2017年の静岡県内におけるインバウンド宿泊客の消費による経済波及効果を試算し、332億円と算出した。訪日外国人の宿泊客の県内消費総額(総支出額)を推計すると、289億20百万円となった。このうち、県内産業が直接受け取る金額(直接効果)は216億45百万円となり、経済波及効果は1次・2次の合計で332億36百万円と推計される。

1人1泊当たり消費単価が2万1,136円と高い中国人による経済波及効果額は226億円と全体の7割近くを占め、以下、宿泊客数に比例して台湾(32億円)、韓国(15億円)が上位に続いた。

静岡県には2013年に、ユネスコの世界文化遺産に登録された「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」がある。これを受けて「静岡県富士山世界遺産センター」を2017年には開業し、富士山という観光資源を最大限に活用する計画が相次いでいる。
2017年の332億円を、もっと伸ばせる可能性は充分にあるため、訪日外国人観光客対応に向け、言語や文化の違いでストレスを与えない取り組みをおこなわれている。

静岡経済研究所資料(PDF)

2018/10/25
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