「深浦マグロステーキ丼」経済波及効果10億8000万円(青森県)
10月17日 青森県深浦町が厳格な基準を設定した「深浦マグロステーキ丼」累計販売20万食を達成した。深浦町によると関連消費を加えた経済波及効果は10億8000万円で、そのうち町外からが96%を占めるという。
「青森県のマグロ=大間のマグロ」というイメージが定着しているが、水揚げ高では深浦町が青森県1位。この特徴をストレートに表現した、ご当地グルメ専門のプロデューサーに以来して考案したもの。2013年6月から販売を開始し、5年4カ月で20万食の販売に成功した。「深浦マグロステーキ丼」には18のルールがあり、マグロやご飯のグラム数など細かく設定され価格は1500円で深浦町の6店舗で提供されている。
深浦町産の天然本マグロを三個の小どんぶり(マグロ刺身丼、マグロ片面焼きステーキ丼、マグロ両面焼きステーキ丼)が中心となった御膳で「丼」という言葉の印象とは大きく異なる。
◎マグロ刺身・マグロステーキ・野菜焼き
皿に盛ったマグロは、つまと共に王道の刺身で。
串刺しのマグロは串から外し、1本は片面を焼いてミディアムレアのねっとりした口当たりを、1本は両面焼きで香ばしさとしっかりした味わいを楽しんで。
◎ジンギスカン鍋
すぐ焼けて、煙が出ず、油やバターを使わなくてもくっつかないと、いいことづくめ。焼く時のジュウジュウいう音も御馳走。
◎3種のタレ
刺身はわさび醤油(左)、片面焼きマグロステーキは全店共通の辛味噌(中)で。両面焼きステーキのタレ(右)は、各店が工夫をこらして創りあげたオリジナル。 醤油系、マヨネーズ系、酸味でさっぱり系と、どれも甲乙つけがたく、全店制覇したくなる味わい。
◎3種の丼
ベースはすべて白飯。深浦産長いも(ネバリスター)にわさびを薬味にした丼には刺身、錦糸卵の丼には片面焼きステーキ、マグロ節の丼には両面焼きステーキを、それぞれのせていただくのがオススメ。すべての丼にあしらった国産海苔の香りもポイント。
◎つるつるわかめを使った汁物
白神山地ブナの森から注ぐミネラル豊富な海で育った天然わかめ、麺タイプわかめを使用。各店オリジナルの味噌汁、お吸い物。
そのほかに「香の物」「デザート」がついて1500円となっている。