2025年12月5日(金)、6日(土)、7日(日)の3日間、オーストラリアビクトリア州メレディスで「新しい学校のリーダーズ」も出演した、「第33回メレディス・ミュージック・フェスティバル(Meredith Music Festival 33)」が開催された。No Dickheads Policy: 他者への不快な行為を許さないという厳格かつ温かい行動規範があることで、高い人気があり、チケットは発売後抽選となり、即日完売となる。経済効果.NETでは、信頼出来るデータから、Meredith 33の経済波及効果を95億5000万円と試算した。
ビクトリア州の農場で開催されるメレディス・ミュージック・フェスティバル(以下、メレディス)は、現代の商業主義的なイベントとは一線を画す、オーストラリアで最も愛される独立系フェスの一だ。
その最大の魅力は、1991年の創設以来貫かれている「非商業主義」の精神にある(1)。会場内には企業スポンサーの看板が一切なく、アルコール類を含む飲食の持ち込み(BYO)が許可されている点は、他の大規模フェスにはない独自の開放感を生んでいる(2)。また、会場となる「スーパーナチュラル・アンフィシアター」は、広大な農地の地形を活かした天然の音響空間であり、一箇所しかないステージが、1万2千人の観客の意識を一つの音楽体験へと統合させている(1)。
さらに、参加者の行動規範である「No Dickheads Policy(不快な奴お断り)」が、安全で寛容なコミュニティを形成(1)。豪華なラインナップを楽しみながらも、地元団体による手作りの食事を味わい、全裸で走る伝統行事「メレディス・ギフト」に歓声を送る。こうした自由で人間味あふれる「大家族」のような一体感こそが、多くのファンを魅了し続ける理由だ(3)。
メレディスは、地元の団体や住民がフェス運営に深く関わることで、直接的に利益が還元される仕組みを築いている。
地元団体の資金源(ライフブラッド): 地元のクリケットクラブ、ゴルフ場、幼稚園、消防団(CFA)などが、会場内のフードテント(Tucker Tent)やバーベキューブースの運営を担当。例えば、メレディス・クリケットクラブにとって、このフェスでの収益は「クラブの存続に関わる主要な年間資金源」となっている。
地元雇用とボランティア: 設営や運営、植樹活動(地元のスカウト団体が協力)などを通じて、地元の労働力やサービスが活用されている。
地元商店への波及効果: 13,000人の参加者が地元メレディス町のロードハウス(ガソリンスタンド兼売店)や商店で買い出しを行うため、開催期間中は爆発的な売上が発生する。
観客は1万3000人、チケット価格は514豪ドル(日本円で約50,000円〜55,000円前後)
この料金には「3日間の入場料」「キャンプ宿泊費」「駐車場代」がすべて含まれる。「1日券」や「VIP券」は無く、音楽の前では誰しも平等であり、3日間同じ空間で過ごすことで、近くのテント泊者と親交が生まれ、メレディス・ファミリーが形成されている。
<参考文献>
1.Meredith Music Festival. (n.d.). History. Retrieved January 22, 2026
2.Grokipedia. (n.d.). Meredith Music Festival. Retrieved January 22, 2026
3.Goodridge, J. (2025, December 10). The 33rd Annual Meredith Music Festival proves that there is still life in music.
