富山県が富山地方鉄道の鉄道路線維持について検討している。2025年11月22日に開かれた分科会で、富山県が立山線の経済波及効果の試算結果(年間28億円、2030年度には45億円を超えるという期待値)を提示された。
立山黒部アルペンルートを訪問する立山線利用者が10万人/年おり、インバウンドが73%、国内客は27%、全体の半数が県内で宿泊すると想定し経済効果を試算している。この試算をより確実にするために、「立山黒部アルペンルート」の魅力を際立たせた、広報や、観光価値の向上が必要となる。
地域住民の交通としての役割も果たしているだけに、観光と日常との共存が求められる鉄道路線となるだろう。
▷第3回立山線分科会(令和7年11月22日開催)地鉄(立山線)利用者の経済波及効果(試算)について(PDF:378KB)