りゅうぎん総合研究所によると、2024年は前年比76億円増となり過去最高となった。のべ観客数も、前年比20.6%増加し45万7,000人と、行動制限が解除されたこともあり県外からの観客でにぎわいをみせた。
沖縄県にとって、プロ野球春季キャンプは、観光のオフシーズンに多くの観客や関係者が来沖し消費活動を行うことから「観光消費額の平準化」に寄与し、県経済に与えるインパクトは大きい。地元飲食店や土産品店の出店促進は、キャンプ地の賑わい創出及び来場者の消費行動を促し、経済効果に大きく影響する。とりゅうぎんは分析している。
内訳を見ると、宿泊費が45億4800万円、飲食費が25億6800万円、土産品・グッズ購入が18億9100万円、県内交通費が14億800万円、キャンプ観戦以外のレジャー費が11億1200万円であった。
りりゅうぎん総合研究所の試算では、沖縄県内での経済活動に限定しているが、全国を対象に試算をすると、より大きな金額になるだろう。