いわきFC 2022シーズン経済効果50億5500万円

スポーツ

経済効果NETでは、Jリーグが開示している公式の観客動員数と、2021年2019年のクラブ経営データをもとに、いわきFCの2022年終了時の経済波及効果を算出した。

観客消費の交通費は、各試合対戦相手の本拠地から全観客の7%(過去の計算データから類推)と仮定した。その結果、県内日帰り観客34,373人、県外宿泊観客2,587人と推定。これを試合ごとに、対戦相手本拠地からいわきグリーンフィールドまでの公共交通機関による運賃を積算した。

観光消費額は、福島県観光交流課「福島県観光地実態調査報告書」(平成30年3月)から、交通費を除外した消費額を県内日帰り観客1人8,161円、県外宿泊観客1人17,701円と算出。チケット消費は、2021年の「J2クラブ決算一覧」から、2020年と2022年の総観客数を勘案して算出。対戦相手チームの消費額は、本拠地から選手・コーチおよびフロントスタッフ合計で30人の交通費と、遠方の場合には宿泊費を加えて計算した。事業収入とチーム運営費は、「J3クラブ決算一覧」2021年の数値をそのままとした。

その結果直接消費額は、およそ24億2600万円となり、これに一次波及効果と二次波及効果を加えると全国におよそ50億5500万円の経済波及効果を生んだ計算となった。

まだ2022年シーズン終了直後であり、県外からの観客数が過去DATAからの類推であるため、実測値による計算と異なるだろう。より正確にするためには大宮アルディージャからデータ提供を受ける必要がある。経済効果NETとしては、クラブから協力を得て、推定値ではなく実測値として修正版を公表する計画だ。

いわきFC

福島県観光交流課「福島県観光地実態調査報告書」(平成30年3月)

2023/03/16 経済効果NET

関連記事

特集記事

TOP