PublicFirst社が2022年10月に発表したレポートによると、日本におけるUberの経済効果 5540億円だった。
内訳は
①Uber Taxiのドライバーパートナーへの支払額
②Uber Taxiのドライバーパートナーの追加的収入による誘起効果
③Uber Eats利用のためのレストランパートナーの支出による間接的効果と誘起効果
に限定して計算した金額であり、波及効果などは含まれていない。経済効果NETで言う、直接消費金額だけであると、注意書きがある。
Uber Eatsが日本に上陸するまで、人員などの問題で宅配業務を断念していた飲食店が、人材や配送車両などの投資無しで広範囲の消費者を顧客として取り込み、新しい消費形態を誕生させた。同様に、出来高制の配達ドライバーの賃金も、Uber Eats前には存在していなかった。新型コロナウイルスで日本各地で、外出自粛のタイミングであったことも大きいが、Uber Eatsのビジネスモデルが秀逸であることに異を唱える人は少ないだろう。
Uberによる効果は感じていたものの、可視化されていなかった。
PublicFirst社により算出された5540億円に波及効果などを加えると、1兆円近くになる可能性もある。
改めて、Uberの良さと、経済効果で可視化することの重要さを知る機会になったレポートだ。
▷日本のおけるUberの経済効果(PDF)