ブラウブリッツ秋田は2023年シーズンに6万5900人を集客し、2勝15分15敗、勝ち点51で、前年の12位(56点)からやや順位を落とす形となりました。経済効果.NETでは開示されている公式データから、独自に経済波及効果を算出した。その結果年間で全国に約70億2100万円の経済波及効果があった。
2023年は、ホームでは3勝11分7敗と苦戦し、観客動員は平均で約3,139人。最高で5,193人、最低で1,603人と、幅があり安定性を欠きました。しかし秋田県という立地により、対戦相手のサポーターがソユースタジアムまで応援に来にくいという面がある。多くのサポーターは宿泊を伴い、交通費の負担も軽くない。反面、経済波及効果の視点ではプラスに作用している。
クラブ事業費が6億6000万円弱にも関わらず、全国に70億円の経済波及効果を生んだことは、特筆に値する。10.65倍の効果は、Jクラブの中でも優秀だ。ブラウブリッツ秋田に100万円のスポンサードをすれば、全国に1000万円、秋田県内に470万円の経済波及効果が拡がるということだ。