食用 種牛1頭の経済波及効果600億円(鳥取県琴浦町)

その他

種雄候補牛の遺伝的産肉能力を判定において、平成27年に日本一の成績となった「白鵬85の3」がもたらした経済効果は、鳥取県畜産振課の試算によると600億円となった。

1、凍結精液販売額 2億円
畜産試験場が製造し、平成 23 年から令和5年までに県内の和牛生産者に販売した
「白鵬85の3」の凍結精液 34,365 本の総売上額。

2、子牛販売額 85 億円
「白鵬85の3」の凍結精液を種付けし、生産された子牛(受精卵由来の産子を含
む)で平成 25 年から令和5年にかけて鳥取県和子牛せり市場に出荷され取引された
9,844 頭の総売上額。

3、肉牛販売額 158 億円
鳥取県内で生産された「白鵬85の3」産子を、県内外で肥育し肉牛として出荷さ
れた 12,000 頭の枝肉総売上額の推測値。

4、購買者誘致 5億円
平成 26 年から令和5年にかけて、鳥取県和子牛せり市場への県外購買者の増加数を
延べ 8,000 人とし、来県による経済効果を試算したもの。

5、経済波及効果 350 億円
「白鵬85の3」の精肉が県内外の小売り店や飲食店に流通した際の総売上高の推
測値に加えて、平成 29 年以降の「肉質日本一」獲得によるメディア効果(アンテナショップの8割と仮定)を加えて試算したもの。

と報告された。

農林水産商工常任委員会提出資料(令和7年2月21日)


経済効果.NET 2025/06/01

関連記事

特集記事

TOP