2024年8月2日3日で開催された、新潟県長岡花火大会は、4年ぶりの通常開催となった。2日間で約2万発もの花火が打ち上げられ、有料観覧席には2022年より4万5000人多い34万人が来場した。
日本三大花火のひとつとされる長岡まつり大花火大会は、1945年8月1日の長岡空襲からの復興を願い、翌1946年8月1日に行われた戦災復興祭が始まりで、現在も最初に「慰霊と平和の祈り」と題された花火から始まる。
経済効果NETによる経済効果試算は、新潟県内で146億6100万円、全国に波及した額まで含めると、331億8100万円になる。実行委員会の資料によると、花火から警備まで含めた運営費費用は12億8000万円、国税の税収効果だけで10億円を超す。新潟県内の税収効果は7億3000万円程度と試算した。
新潟県や長岡市からの助成金が投入されても、充分に回収可能な規模だ。